camo

BREWERY 蔵元

芳水酒造

徳島県 三好市

代表銘柄: 芳水

概要

南に剣山連峰を背負い、眼下に吉野川、その先に阿讃山脈を望む山紫水明の地、徳島県三好市井川町。1913年の創業以来、この地で一世紀以上にわたり日本酒一筋に歩んで参りました。四国では珍しく冬季の冷え込みが厳しいこの場所は、酒造りと貯蔵に最適な恵まれた環境です。 「芳水(ほうすい)」の名は、かつて吉野川の清らかな流れを「芳水(よしのみず)」と称えた言葉に由来します。…

代表銘柄

芳水

蔵元・杜氏OWNER / TOJI

OWNER / 蔵元

馬場 泰地

1996年生まれ。東京農業大学醸造学科を卒業後、東京の業務用酒販店で4年間勤務いたしました。2022年に帰郷し、一から経営と酒造りの修行を始めた矢先、父である四代目社長が急逝したため、27歳で五代目として代表に就任いたしました。 現在は、先代が目指した食中酒としての「芳水」をより磨き上げつつ、自分なりの新しい感性を取り入れた酒造りにも着手しています。私自身も蔵に入り現場の感覚を大切にすることで、お酒の魅力をより深く、自らの言葉でお伝えしていきたいと考えています。先代が築いてくれた多くの縁や信頼に感謝し、その誇りを守りながら、一歩ずつ着実に歩んでまいります。

TOJI / 杜氏

竹内 康晴

地元三好市池田町出身。芳水酒造へ入社後、2名の但馬杜氏のもとで18年間にわたり研鑽を積み、2008年より製造責任者として杜氏を担っております。酒造りの技術向上にも日々励んでおり、利き酒大会において四国1位という実績を収めています。 モットーは、和をもって良い酒を醸す「和醸良酒」です。3人の蔵人の心身の状態を常に把握し、対話を通じて感性を研ぎ澄ませ、五感で楽しんで醸すことを大切にしています。お米の出来や気候が毎年異なる中、伝統を守りつつ「芳水」というブランドをいかに進化させ、安定した品質でお届けできるか。その飽くなき挑戦をこれからも続けてまいります。

蔵についてABOUT

南に剣山連峰を背負い、眼下に吉野川、その先に阿讃山脈を望む山紫水明の地、徳島県三好市井川町。1913年の創業以来、この地で一世紀以上にわたり日本酒一筋に歩んで参りました。四国では珍しく冬季の冷え込みが厳しいこの場所は、酒造りと貯蔵に最適な恵まれた環境です。 「芳水(ほうすい)」の名は、かつて吉野川の清らかな流れを「芳水(よしのみず)」と称えた言葉に由来します。吉野川のように雄大で、どこまでも清らかに、そして時代を超えて愛され続ける酒でありたい。その想いを名に冠し、吉野川上流の伏流水を用いてお米の旨みを誠実に引き出しています。徳島が誇る清流のような美しさと力強さを一滴に込め、皆様へお届けいたします。

地域・風土LOCALITY

徳島県北西部に位置する三好市は、剣山連峰をはじめとする険しい山々に囲まれた、神秘的な山峡の地です。市の総面積の約88%を深い森林が占めており、その広大な山林が蓄えた清冽な水は、四国の大河・吉野川へと注ぎ込み、古くからこの地の営みを支えてきました。 歴史的には、四国4県を繋ぐ交通の要衝として栄える一方で、険しい地形ゆえに守られてきた独自の文化が今も色濃く息づいています。日本三大秘境の一つ「祖谷」に伝わる平家落人伝説や、国指定の名勝「大歩危・小歩危」など、厳しい自然を畏敬し、共に生きる知恵が随所に残されています。三好市は、深い森と清流が織りなす力強い生命力と、悠久の歴史が共存する場所です。

酒造りの方針PHILOSOPHY

芳水は、米本来の旨味とコクを活かした、クラシックな辛口の酒を醸しています。一口目の派手さは控えめですが、飲み進めるほどに味わいが増し、料理を引き立てる調和の良さが特徴です。甘味や香りに頼らない辛口だからこそ、私たちが最も大切にしているのは「清潔感」です。雑味のない透き通った酒質を追求することで、お米の力をダイレクトに届けることを目指しています。設備や人手も限られている中で、今できる最大限のことを常に考え実行する。丁寧で誠実な酒造りを徹底し、一歩ずつ着実に、芳水酒造として成長していく所存です。

目指す姿・ビジョンVISION

大正2年からの誠実な酒造りを土台とし、「徳島、そして四国の酒といえば芳水」と真っ先に名が挙がる存在感のあるブランドの確立を目指します。 現在、売上の約65%が地元徳島ですが、国内外への挑戦は着実に実を結んでいます。近年は大阪や首都圏での新規拡大に加え、アメリカや韓国市場でも売上を伸ばしています。 製造現場は私と4名の蔵人からなる平均年齢34歳のチームであり、全員が熱い日本酒愛を持って日々の酒造りに励んでいます。この若い感性を活かし、高価格帯商品への取り組みや特定名称酒へのシフトをさらに加速させます。日本が誇る日本酒文化を広く伝えると同時に、持続可能な経営基盤を築き、次世代へ繋がる蔵として地域創生に貢献していくこと。これこそが私たちが目指す未来であり、果たすべき使命だと考えています。

酒造りを始めた理由STORY

蔵元に生まれた私にとって日本酒は、幼い頃の蒸米の香りの記憶から始まり、常に人生の傍らにある存在です。かつては家業の重圧に葛藤した時期もありましたが、大人になった今、日本酒が運んでくれた多くのご縁が人生を豊かにしてくれました。 大正2年の創業以来、私たちが酒造りを続ける徳島県三好市は、森林が約88%を占める山峡の地です。現在、徳島県は日本酒の生産量が全国44番目と極めて少なく、県内の酒蔵もわずか8蔵にまで減少しました。その中にも事業譲渡を余儀なくされる蔵があるほど環境は厳しさを増しています。この現状において五代目の私は、地域と共にある自社の歴史を守り、地元の農家さんと深く結びつくことを大切にしています。帰郷当時は5%ほどだった徳島県産米の使用率を、農家の方々と共に歩み、現在は40%にまで引き上げました。三好の清冽な伏流水と地元の米で誠実に醸すことこそが、地域の農業を守り、「芳水」の誇りになると確信しています。 27歳で蔵を継ぎ、日々の酒造りには試行錯誤も多いですが、お酒が搾り上がった時の喜びやお客様の笑顔にいつも救われています。この地で酒を醸す意義は、伝統を大切にしながら、地域の豊かな風土を一本のボトルに込めて次世代へ繋ぐことです。これからも今の時代に寄り添う「芳水」を追求し、徳島のお酒の魅力をたくさんの人に届けていきたいです。

ページの内容に誤りを報告する