BREWERY ・ 蔵元
倉本酒造
奈良県 奈良市
代表銘柄: KURAMOTO
概要
日本清酒発祥の地・奈良。氷室跡が多く残る北東部山間、標高約500mの厳冬の地・都祁(つげ)に、倉本酒造はあります。 寒暖差の大きいこの地で良質な稲を育て、自社の山で採取される山水を汲む…1871年の創業から今日に至るまで、地の利を活かした酒造りをしてきました。 代々大切に手入れしてきた裏山。その地層でゆっくりと濾過されたやわらかな山水は、この蔵だけのもの。この山、この水こそが、倉本酒造の礎。…
代表銘柄
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
倉本 隆司
“1981”奈良市都祁生まれ。“2004”春、東京農業大学醸造科学科卒業後、森永乳業(株)へ入社。 もともと家業である酒蔵を継ぐつもりであったが、実家は業績不振の為継ぐことを断念し就職。食品業界での衛生に関するトップレベルの意識など、学ぶ事が多かった社会人時代であり、今に活きている。 しかしながら、日本酒造りへの想いは捨てきれず、“2015”冬に前職をやめ、実家に戻り酒造りを始めた。 酒業界の事をほとんど知らずに酒造りを始めたことで、固定概念にとらわれずに酒造りに取り組んでいる。その表現の場として“2019”よりKURAMOTOシリーズをスタート。日本酒に関わる人々が楽しく幸せな人生を過ごしてくれる事を願って、お酒を醸している。
蔵についてABOUT
日本清酒発祥の地・奈良。氷室跡が多く残る北東部山間、標高約500mの厳冬の地・都祁(つげ)に、倉本酒造はあります。 寒暖差の大きいこの地で良質な稲を育て、自社の山で採取される山水を汲む…1871年の創業から今日に至るまで、地の利を活かした酒造りをしてきました。 代々大切に手入れしてきた裏山。その地層でゆっくりと濾過されたやわらかな山水は、この蔵だけのもの。この山、この水こそが、倉本酒造の礎。 素材や自然の声を聞き、手間と時間をかけ、ゆっくりと菌を導き醸される。この土地、この蔵だからできる日本酒の新たなスタンダードを目指して。 日本酒は、もっと自由になれる。そう信じて、日々五感を研ぎ澄ませ、真っ直ぐに酒と向き合っています。
地域・風土LOCALITY
都祁の地 奈良北東部、標高500m前後で寒暖差が大きく、冬季は最低気温が氷点下になる日が続き、寒さの厳しい地域です。凍り(高野)豆腐の生産が盛んだった地域です。 都祁氷室 この寒さを活かし奈良時代に造られていたのが氷室です。平城京の長屋王邸宅の跡より「都祁氷室」と記載された木簡が出土し、この時代、氷室制度が確立し朝廷へ献上していた歴史が見て取れます。 都祁水分神社 大和高原から流出する木津川上流の布目川や、大和川上流の初瀬川の水を司る神として崇敬されています。自然神で、農耕神としても地域で崇められてきました。 飛鳥時代の創祀。水を司る神が祭られる地であり、清らかな水の源の地です。 この土地の恵みを受け、酒を醸しています。
酒造りの方針PHILOSOPHY
“温故知新の酒造り、日本酒のニュースタンダードを醸す” 古来よりつながる日本酒の歴史。特に、室町時代、僧坊酒からはじまる清酒発祥の地・奈良。先人たちがチャレンジし、試行錯誤してくれたおかげで今の形の基礎が出来きたました。では、今のお酒が完成形なのか?そうではないでしょう。まだまだ進化しさらに面白くなる、と考えます。 私たちは、先人たちの歴史は忘れず尊重しながら、固定概念にとらわれず、これからの日本酒と寄り添う新たな歴史がみえるお酒を醸していきたいと考えています。それが味わいなのか、場所なのか、形なのか、見えない何かなのか、常にブラッシュアップをすることで、飲んで頂く方が増えるようなお酒造りを目指しています。
目指す姿・ビジョンVISION
“特別なものだけど身近なものへ” 日本酒の消費量が減少している現状において、弊社は日本酒を身近に感じて貰える事を目指しています。 そもそも、酒蔵(酒)の存在意義を考えると、古来より酒は神様に寄り添ったものであり、神事をはじめ神事との繋がりが大きかった。その後、お酒が庶民にも飲まれるようになり、神事に加え、生活の楽しみの一つとして歩んできた。これからは、神様や自分事だけでなく、全てのものとの繋がりを深めていくものとして、共に存在していくものとして存在してきた考えている。 酒蔵を通じて、地域の事・環境の事・食の事、大きく言えば日本や日本文化の事を、人生を豊かにするすべとして、感じて貰える事をめざして。まずは、ローカルを深め、蔵のある地域の良さを知ってもらえる酒造りから!
酒造りを始めた理由STORY
・自社の歴史、地域との関わり 弊社は創業(1871年)以来、地元である旧都祁村(人口5000人)を中心とした商売をしてきた。最盛期は未納税(桶売り)もあったが、基本は普通酒をメインで造り、問屋流通もほぼなく、村の酒屋代わりに個人宅へ配達する商売であった。 私が子供頃(40年程前)は、父と配達に行くのが日課であったのを記憶している。お菓子を貰えるから(笑)。木箱に10本入りの日本酒を勝手口から納屋に置く。今思い返せば、日本酒が日常であったのだと。1級酒は飲む用、2級酒は料理にもと。 しかし、すぐに暗転し始めたのも記憶にある。村にもディスカウント進出や酒屋がコンビニへ変更という流れ。弊社は蔵人が来なくなり、杜氏も来なくなり、家族だけでの酒造りへと急速に変化していた。家庭への配達も数えるほど…。 しかし、今でも地元銘柄“金嶽”の新酒しぼりたての時期は、買いに来てくださる。正月の特別な酒として、飲んで頂いている。 また、御神酒として近隣寺社4社に関わらせて頂いている。大手蔵のお酒から折角だからとわざわざ切り替えて頂いた。ありがたいお話である。 ・生産者との関り 蔵の地域は標高500mの中山間地。寒暖差があり良質なお米が取れるとされ、現在も半農家庭の多い地域である。 自家田栽培として1町弱ほどの栽培がある。田植え稲刈りは機械を有していない為地元農家さんへ依頼してやって頂いている。栽培米は、愛知県の品種“夢山水”。もう20年以上栽培している。なぜ愛知県かというと、奈良県の酒米“露葉風”はもともと愛知県の開発品種。奈良は権利を頂いた経緯があるため。 12年程前から無農薬栽培農家さんとの酒造りが始まった。自分で育てた米でお酒を造り、自分で売る。酒販免許も取って販売されている。製造量はまだまだ少なく3年に1度であったが、個性的な味わいのお酒であり、販路を弊社でも持ちたいので今年から一部を販売させてもらえる形に変更。製造サイクルも2年毎になり、お米の買取とお酒の販売で農家さんの収入アップにつながりwin-winとなった。 今年は、さらに農家さんとのつながりが広がり、新規で2軒前述の様な形でのかかわりが始まった。 米不足のあおりを受けた昨年、農家さんとのつながりの大切さを実感した。ここで新たなつながりを得られた事は大変貴重であり、今後も深めていきたい。 ・この地での酒造り 弊社は先述した通り、地元中心の商売であった。まさに“地酒”であったと思う。ただ“地酒”の解釈は変化する。土地を表現する酒。酒は作り手の想いを表現する場である。土地は、ローカルにもグローバルにも解釈はできるが、蔵の場所は不変である。それが、芯となるものだと考えている。水・風土・環境。変化はしているが変わらないものである。 日本の奈良の都祁の蔵のとして、様々なことに挑戦するが何でもやればよいわけではない。芯となる事はぶれてはいけないと考えている。 なぜこの地なのか?は、挑戦を原点に立ち返って考えさせてくる為のものであるからかと。
代表銘柄BRANDS
KURAMOTO
商品一覧SAKE
KURAMOTO R1
味わい 菩提酛の醸造で欠かせないそやし水。その際に使用している正暦寺乳酸菌を用い、独自のFLaP製法により醸しました。この製法は、乳酸菌の持つ力・乳酸の味わいに加え、味をすっきりさせるという点に大きく焦点を当てた製法です。 口に含むと、乳酸菌由来のまろやかな酸味とバランスの良い甘みが広がります。 Lightな口当たりでスッキリとキレる後口が特徴。 こだわり 低精白(81%)でしっかり溶かし(粕歩合30%)ながら、クリアに感じて貰える後口を醸せた点
KURAMOTO SE
ライチやマスカット、グレープフルーツが融合したような香り。白ワインのソービニヨンブランや、クラフト系の一部のビールに含まれている、キリっと爽やかな青い香りで、ワインユーザーや日本酒ビギナーの方にも飲んでほしいお酒です。 ワインなのか?日本酒なのか?冷やしてワイングラスに注ぎ、目を閉じてゆっくり感じてみてください。飲み口は、爽やかな酸味とバランスのよい甘さが口の中に広がりつつ、後口はスッとキレています。
KURAMOTO Ym64 SAKE-TEN 2022BY VINTAGE
KURAMOTO64山田錦GENERALの変わり種バージョン。 山田錦64%精米で醸したお酒に、アル添の代わりに弊社の辛口清酒を加えて、さらに四段製法で絞ったお酒。しかも、3年間氷温にて熟成したお酒です。 低温によるじっくりと熟成した深みとボリュームを感じられるます。後口はKURAMOTOらしい酸味でスッキリした味わいです。
倉本 クランジ
〝酒造りは米作りから〟の考えの下、蔵の裏山の山水を使用し、蔵の目の前の自家田栽培米(夢山水)を低温でゆっくりと醸した品。 『ふるすき系』 口に含むと少し爽やかなリンゴやマスカットの様なフルーティな香りを楽しめ、酸味が後口をすっきりさせてくれます。 “クランジ”とは蔵の地を醸している事を表現しています。
KURAMOTO 50 露葉風 無濾過生原酒
KURAMOTO 64 山田錦 無濾過生原酒
KURAMOTO R1(菩提酛乳酸菌FLaP製法)
倉本 ツゲノワール

