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BREWERY 蔵元

秋保ハートロックサケ

宮城県 仙台市青葉区

代表銘柄: 磊眞- Raizin -

概要

秋保ハートロックサケは、米から醸す酒をもっと自由で身近なものにすることを目指し、2024年に創業したブランド。現在は自社醸造所を持たず、他の酒蔵の設備を活用して独自に設計した酒を形にする「ファントムブリュワリー」として活動している。…

代表銘柄

磊眞- Raizin -

蔵元・杜氏OWNER / TOJI

OWNER / 蔵元

伊澤 平輝

江戸時代から続く東北の酒蔵の家に育つ。アメリカの大学卒業後、証券会社に入社し、年金基金や投資信託の運用会社などの大口投資家を担当する機関投資家営業に従事。その後、酒造業へ転じ、山形の酒蔵での研修を経て、実家の酒蔵を含む二つの蔵で6年間、清酒の製造と営業に携わった。原料処理、仕込みや品質管理、商品設計、販売まで一連の仕事を経験する中で、米の酒が持つ美しさをより多くの人に伝え、その可能性をさらに探究したい思いが深まる。日本酒を愛する人にも、これまで縁の薄かった人にも、新たな驚きと楽しみを届ける酒を自ら形にするため、2024年に秋保ハートロックサケを創業。2025年11月より醸造を開始した。

TOJI / 杜氏

なし

なし

蔵についてABOUT

秋保ハートロックサケは、米から醸す酒をもっと自由で身近なものにすることを目指し、2024年に創業したブランド。現在は自社醸造所を持たず、他の酒蔵の設備を活用して独自に設計した酒を形にする「ファントムブリュワリー」として活動している。低アルコールながら濃厚な甘味とジューシーな果実感を持つ「磊眞」と、甘さを抑えつつ日本酒らしい旨味や奥行きを引き出し、食事にも合わせやすく仕上げた「磊峡」の2つのシリーズを展開。そのまま冷やして味わうほか、オンザロックや炭酸割りも提案している。甘味、酸味、旨味、香りの輪郭を保つ酒質設計により、飲み方によって異なる表情を楽しめる、新しい米の酒を届けている。

地域・風土LOCALITY

ブランドの原点である秋保は、仙台市中心部から車で約30分、古くから湯治場として親しまれてきた温泉地。名取川が刻んだ名勝・磊々峡や、覗橋から見える「ハート岩」は、銘柄名やラベルデザインの着想となった。仙台の老舗茶舗との商品づくりを通じ、宮城の素材や風土を酒で表現することにも取り組んでいる。現在は古川で醸造しているが、将来は秋保に自社醸造所を構え、この土地に根差した酒蔵となることを目指す。秋保にはワイナリーやビール醸造所があり、近隣の作並にはウイスキー蒸溜所もある。そこに私たちが醸す米の酒を加えることで、地域の食や温泉、景観とともに多様な酒文化を巡る旅を生み出し、宮城の魅力を次世代及びに世界へとつないでいきたい。

酒造りの方針PHILOSOPHY

酒造りで重視しているのは、副原料の珍しさや話題性ではなく、酒としての完成度と、米の酒との一体感である。江戸時代から続く酒蔵で蓄積されてきた膨大な醸造データと、清酒造りの現場で培った技術を土台に、副原料の抽出方法や使用量、加える時期まで検討。副原料だけが突出せず、米由来の甘味や旨味、酸味と溶け合い、1つの酒として調和する設計を行う。酵母も香りを過度に主張せず、米や副原料の個性を支えるクラシックなものを選択。搾った酒は数日以内に瓶詰めし、全量瓶燗火入れ後に氷点下で貯蔵する。鑑評会出品酒にも通じる考え方で酒質管理を徹底し、香り、甘味、酸味、余韻の均衡が整った、透明感と鮮度のある味わいを追求している。

目指す姿・ビジョンVISION

私たちは、「日本酒の可能性を広げる」ことをテーマに活動しています。近年、日本酒市場は縮小傾向にありますが、その背景には“アルコール度数が高い”“酔いやすい”“専門用語が多く難しい”といった心理的な距離もあると感じています。実際、日本酒に興味はあっても、何を選べばいいのかわからないという声を多く耳にします。だからこそ私たちは、味わいだけでなく、見せ方や伝え方も含めて、日本酒をもっと自由で直感的に楽しめる存在にしたいと考えています。ラベル表記も必要最低限に留め、感覚的に選べるデザインを意識しています。目指しているのは、伝統を変えることではなく、日本酒文化を次世代へ繋いでいくために、新しい接点や楽しみ方を生み出すことです。宮城から世界へ、新しいSakeの価値を発信していきたいと考えています。

酒造りを始めた理由STORY

私たちが宮城で酒造りを続ける理由は、この土地の文化、人、酒造りに育ててもらったという実感があるからです。だからこそ、自分たちが学び受け取ってきたものを、新しい形で次世代や世界へ発信し、地域へ恩返しをしていきたいと考えています。私は長年、宮城の酒蔵で清酒造りに携わってきました。その中で、日本酒という文化の奥深さや技術の素晴らしさを実感すると同時に、「こうあるべき」という固定観念の強さも感じていました。しかし今の時代、日本酒は国内市場の縮小や飲み手の変化に直面しており、従来の延長線上だけでは届かない層が確実に存在していると感じています。だからこそ私たちは、伝統技術を大切にしながらも、新しい表現へ挑戦する必要があると考えました。 ブランド名の「磊眞」「磊峡」は、秋保の名勝・磊々峡に由来しています。また、ラベルに描かれているハートモチーフは、秋保に実在する“ハート岩”が原点です。現在は古川の設備を借り受けて製造を行っていますが、将来的には秋保に自社拠点を構え、この土地に根差した酒蔵になることを目指しています。 私たちは、地域との繋がりも大切にしています。和紅茶シリーズには仙台の老舗茶舗の茶葉を使用し、副原料の選定においては“宮城の風土をどう酒で表現するか”という視点も必ず取り入れるようにしています。また、秋保にはワイナリーやクラフトビールメーカーがあり、少し足を伸ばした先の作並という地には、ウイスキー蒸溜所もあります。将来的には、この地域で多様な酒文化を巡るツーリズムが生まれてほしいと考えており、その最後のピースとして日本酒が存在できればと思っています。 今の時代に地域で酒造りを行う意味は、単に地酒を守ることではなく、その土地の魅力を新しい形で次世代や海外へ繋いでいくことだと思っています。私たちは、“伝統か革新か”ではなく、“伝統を未来へ繋ぐための革新”を目指しています。

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