BREWERY ・ 蔵元
松岡醸造
埼玉県 比企郡小川町
代表銘柄: みかどまつ
概要
今年で創業175年目。江戸末期の当時は新潟に蔵を構えていたが、米は移動できたとしても水は移動することができず、より目指す酒造りのできる水を求めて現在の埼玉県小川町に。近くには県指定天然記念物の鍾乳洞があり、現在では地下130Mより天然水を汲み上げて、全量使用している。…
代表銘柄
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
OWNER / 蔵元
松岡奨
蔵についてABOUT
今年で創業175年目。江戸末期の当時は新潟に蔵を構えていたが、米は移動できたとしても水は移動することができず、より目指す酒造りのできる水を求めて現在の埼玉県小川町に。近くには県指定天然記念物の鍾乳洞があり、現在では地下130Mより天然水を汲み上げて、全量使用している。蔵の周りは元々海底火山が隆起してできた山々に囲まれているため、サンゴの化石層の石灰岩を豊富に含み、その中を通ることでこの水は硬度149㎎/Lと硬水となる。この水は非常に発酵を促す作用があるが、すべてコンピュータと繋がった低温発酵タンクと、エアカーテンで間仕切り温度を低温で保てる部屋で限界まで制御して醸すことで、この蔵ならではのコクとキレのバランスが作られる。
酒造りの方針PHILOSOPHY
麹から造られる以上、醸造酒としての日本酒のアイデンティティは旨味だと思っています。また特異な仕込み水により、特に旨味やその味の濃さを知覚しやすい酒造りを行っています。そんな旨味を軸に醸していますが、旨味は時にえぐみやくどさに。そのため、含んだ瞬間の旨味から、どれだけ収束を早められるかを常に考えています。程よい酸、酒度によるキレ、バランスを常に意識しております。シャンパンのようなや、ワインのような日本酒であればシャンパンを飲めばよいしワインを飲めばよいになってしまうと考えています。そのため弊社では、あくまで伝統的な酒造りの元、しっかりと日本酒であり、それでいてライトユーザーさんも楽しめ、かつこれまでのユーザーさんも面白いと思ってくれるような味わいを目指して醸しています。
目指す姿・ビジョンVISION
日本酒を日本酒としてあって当たり前の世界に。これは常に私の中の目標であり、文化事守りながら紡いでいく必要がある。蔵では一人から酒蔵見学を受けており、案内はほぼ蔵元が行い、お陰様で現在では年間2万人ほどのお客様が蔵に訪れるように。日本酒の造り方から蔵のシナジーまで、丁寧に伝えているが、日本人でも日本酒に関して知識のある方は思っている以上に少ないと感じている。また海外においては一昨年バリ島で酒造りを行ったり、スウェーデンやインドへ輸出を行っているが、日本酒自体を知っている人はほんの一握りのみだと感じている。どんな歴史を辿り、どんな思いでどうやって造られているか。ただ造り、その酒を売るだけでなく、楽しく面白く、若者からこれまでのユーザーの方も液体としてではなく「日本酒」というものを知ってもらえるように。そんな思いで日々活動しています。
酒造りを始めた理由STORY
日本酒にとって、米以上に水の存在は重要です。元々新潟で酒造りを行っていた初代が、その地から埼玉県に移ってきた理由に水が大きく関わっています。米は移動できても水は移動できない。非常に恵まれたこの仕込み水をベースに、弊社の酒造りの根幹は作られており、私が社長になってから作った「みかどまつ」シリーズもこの水がキーとなるため、この地での酒造りは目指す酒質には不可欠です。それは昨年バリ島で酒造りを行い、非常によくわかりました。また私たちの蔵のある小川町近辺は非常に有機農業が盛んで、米作りも現在では力を入れております。それだけでなく、東京に近いということもあり、多くのお客様に足を運んでいただいております。この蔵の目指すところの「日本酒を日本酒としてあって当たり前にする」ということに関しても、日本酒のコアなファンからライトユーザーさんまで足を運んでくださるため、想いや成り立ちを伝えながら、同時に私もより日本酒をかみ砕き、多くの方に伝えられるよう日々ブラッシュアップしております。また酒質においてもマニアックなお酒造りも行いますが、しっかりとした日本酒の味わいでもコアファン以外の皆様のも楽しんでいただける酒の味わいの研究にも役立っております。埼玉県自体はそのイメージからディスアドバンテージになりがちですが、その良さを伝えられる機会はどの県よりも非常に多く、恵まれた地だと日々実感しております。
代表銘柄BRANDS
みかどまつ
商品一覧SAKE
帝松 褻と霽れ
“ワインのような”ではなく、日本酒として更なる高みを目指すために挑戦した純米吟醸酒。当時日本酒業界では初となるプリムール酵母を使用。これまでの日本酒に無かった渋味とスモーキーさがアクセントとなり、香りはバナナとグレープを合わせたような芳香。現在スウェーデンの5つ星ホテルにも導入されている。

