BREWERY ・ 蔵元
八千代酒造
山口県 萩市
概要
明治20年(1887年)、蒲 貫一(かば かんいち)は、阿武川の支流・蔵目喜川(ぞうめきがわ)のほとりに酒蔵を築き、「蒲酒造場」を創業しました。朝晩の冷え込みが厳しいこの地は、酒造りに適した自然環境を備えています。 酒蔵のある土地は、かつて多くの小さな火山によって形成され、火山性の土壌はミネラルと栄養分を豊富に含みます。…
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
OWNER / 蔵元
蒲 久美子
蔵についてABOUT
明治20年(1887年)、蒲 貫一(かば かんいち)は、阿武川の支流・蔵目喜川(ぞうめきがわ)のほとりに酒蔵を築き、「蒲酒造場」を創業しました。朝晩の冷え込みが厳しいこの地は、酒造りに適した自然環境を備えています。 酒蔵のある土地は、かつて多くの小さな火山によって形成され、火山性の土壌はミネラルと栄養分を豊富に含みます。さらに、寒暖差の大きい気候が美味しい米を育み、この地域は県内でも屈指の米どころとして高い評価を受けています。 八千代酒造では、全国的にも珍しい自社栽培による「山田錦」を、減農薬で丁寧に育てています。仕込み水には、大将山(標高646m)から湧き出るミネラル豊かな中硬水の伏流水を使用。自然の恵みを余すところなく活かした酒造りを行っています。 銘柄「八千代」は、「君が代」の一節「千代に八千代に」に由来し、「この酒を口にする人々の家系が末永く栄えますように」との願いが込められています。 代表作「八千代 純米大吟醸」は、甘口で濃厚、昔ながらの日本酒らしい旨味がしっかりと感じられる味わい。地元で親しまれてきた猪肉や山菜など、香りの強い食材とも絶妙に調和します。自然とともに歩み続ける八千代酒造の酒は、地域の風土と歴史を体現する一本です。
酒造りの方針PHILOSOPHY
八千代酒造は、30年以上にわたり酒米「山田錦」の自社栽培に取り組み、米作りから酒造りまでを一貫して地元・萩市で行う“地産地醸”の酒造りを追求しています。 2017年には、萩市および阿武町の集落営農法人と連携し、「萩酒米みがき協同組合」を設立。集落営農法人と酒蔵が共同で酒米の精米工場を運営する取り組みは、全国で唯一、萩でのみ実現している革新的なプロジェクトです。 この協同組合は、酒米の生産から精米、醸造、そして販売までを一体化させることで、地域の農業と酒造業を強く結びつけ、ブランド力の向上を図ることを目的としています。 「萩阿武を日本一の地酒の産地に」――その想いのもと、地域とともに歩み、持続可能で高品質な酒造りを未来へとつなげていきます。
目指す姿・ビジョンVISION
私たちは、「今もなお続く伝統に革新を加え、新たな価値を生み出すことに挑み続ける」という理念のもと、酒造りに取り組んでいます。2019年には、全国的に名高い地元・萩の澄川酒造場にて修行を始め、春には自ら手がけた新ブランド「La+ YACHIYO」を発表。女性杜氏として、伝統を受け継ぎながら新たな一歩を踏み出しました。 変わらぬ価値を守ることは、時に変わる勇気を持つことでもあります。伝統を大切にしながらも、時代の変化を受け入れ、挑戦し続けることでこそ、新たな可能性が開かれると信じています。 10年後、20年後、そして100年後も「萩の日本酒」が世界中の人々に認められ、「GI萩」の名にふさわしい酒であり続けるために。私たちはその思いを未来へとつなぎ、100年、200年と続く酒蔵を目指します。

