BREWERY ・ 蔵元
天郷醸造所
福岡県 田川郡福智町
代表銘柄: 在る宵
概要
福岡県福智町にて2023年に創業し、2025年9月に「その他の醸造酒」製造免許を取得して醸造を開始した新しい酒蔵です。伝統的な日本酒製法をベースに、フルーツやハーブ等の副原料を用いたクラフト醸造酒を製造しています。 外資系やIT企業等で海外事業を経験した代表の中山が、故郷に貢献したいと地元自治体のクラフト酒醸造所公募に挑み、設立に至りました。…
代表銘柄
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
OWNER / 蔵元
上田竜志
蔵についてABOUT
福岡県福智町にて2023年に創業し、2025年9月に「その他の醸造酒」製造免許を取得して醸造を開始した新しい酒蔵です。伝統的な日本酒製法をベースに、フルーツやハーブ等の副原料を用いたクラフト醸造酒を製造しています。 外資系やIT企業等で海外事業を経験した代表の中山が、故郷に貢献したいと地元自治体のクラフト酒醸造所公募に挑み、設立に至りました。地元産の原材料や福智山の伏流水を活かし、福智町の風土をそのまま瓶に詰めたような酒造りを目指しています。 その哲学や文化的価値が評価され、2026年カンヌ国際映画祭の公式セレモニー「CANNES GALA」でフラッグシップ「天郷」が提供されました。また、久留米市の老舗「萬年亀酒造」の事業承継を行い、歴史ある酒造りの灯を絶やさず未来へ繋ぐ活動にも尽力しています。
酒造りの方針PHILOSOPHY
私たちの酒造りのコンセプトは、米本来の旨味を最大限に引き出し、食事に優しく寄り添う「食中酒」を追求することです。 現代の酒造りでは米を過度に磨く傾向がありますが、当蔵では精米歩合の競争から脱却し、合鴨農法で育てられた完全無農薬米など、良質な米が持つ豊かな旨味を活かしています。そこにアクセントとして、地元・福智町産フルーツやハーブ等の副原料の風味を加え、個性的でありながらも料理の魅力を引き立てる飲み飽きないお酒を目指しています。 また、仕込水には、林野庁の「水源の森百選」に選ばれた福智山水源林の豊かな地下水を使用しています。日本では珍しくカルシウムを豊富に含む中硬水であり、このミネラル分が酵母の発酵を後押しすることで、食事に合うキレの良い味わいを実現しています。
目指す姿・ビジョンVISION
当蔵のビジョンは「効率を求めない」酒造りを軸とし、一杯の酒を通して日本の精神性や文化を世界へ届けることです。 ブランド名「在る宵」には、無いものを嘆くのではなく静寂の中に「在る」豊かさに気づく日本古来の美意識を取り戻し、静かな夜(宵)に一杯の酒と寄り添いながら、自分自身と深く向き合う時間を提供したいという想いが込められています 。合理性や大量生産に頼るのではなく、土地や人、時間に真摯に向き合うことで、日本文化の未来を切り開くことを目指しています。 また、伝統を守るだけでなく、テクノロジーによる革新も積極的に推進しています。NFCタグを通じた顧客コミュニケーションやトークン活用によるコミュニティ形成、AI・IoT技術を用いた酒造りのDX化を取り入れ、「伝統と革新の融合」による持続可能な伝統産業の継承を掲げています。
酒造りを始めた理由STORY
天郷醸造所は、2025年9月から福岡県田川郡福智町で「その他の醸造酒」の製造を開始した、歴史が浅い会社です。この会社は福智町役場が酒蔵事業の事業者を公募したところから始まっています。私と蔵元はその事業者コンペで出会いました。結果として蔵元が事業者公募コンペに通りましたが、蔵元は製造経験がないため杜氏を探していました。そんな時に、今まで製造に携わっていた私を役場が蔵元と引き合わせてくれて、私は天郷醸造所で杜氏として働いています。 そんな始まり方をしている会社のため、この蔵は地域の方の支えなしには始めることはできなかったでしょう。蔵の建設から原料まで地域の方にはお世話になってばかりです。製造に使用しているレモン畑は蔵のすぐ横に有りますし、その他の果物も福智町で栽培している方から頂いています。また、今まで福智町では酒米の栽培を主として行って来なかったのですが、福智町の農家さん達は私たちのために酒米の栽培を去年からしてくださっています。これから徐々に栽培面積を広げていき、将来的には全量福智町栽培米での製造を目指します。 この福智町という場所は他の人から見ればパッとしない田舎かもしれません。しかし、「上野焼」という焼き物の窯元がいくつもあったり、県内外から登山家がくる「福智山」があったりと宝物がたくさんある町です。私たちのお酒がきっかけで福智町のことを知り、さらにこの町が盛り上がってくれたら嬉しいです。
代表銘柄BRANDS
在る宵
商品一覧SAKE
在る 寒夜 おりがらみ生原酒
酒蔵のすぐ隣で栽培されている、無農薬・ノーワックスの「あがのレモン」を使用。その果汁と皮をもろみに加え発酵させた「その他の醸造酒」です。 冬の果実であるレモンを使い、凛と張り詰めた冬の夜空のような爽やかな味わいをイメージして「寒夜(かんや)」と名付けました。 レモンの持つ爽やかな柑橘系の香りに、麹やほんのりとヨーグルト様のニュアンスが重なります。 口に含むと、まずお米の持つ自然な甘みを感じ、少し後から爽やかな酸味が心地よく駆け抜けるジューシーな味わいで、後味に残るレモンの皮由来のほろ苦さが味わいを引き締め、キレの良さを演出します。 爽やかでキレのある味わいは、オリーブオイルを使った洋風のサラダや、野菜の天ぷらや魚介のフリットなどの軽めの揚げ物などと相性が良いです。

