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BREWERY 蔵元

柴田酒造場

愛知県 岡崎市

代表銘柄: 孝の司

概要

1830年創業。蔵は愛知県岡崎市の山間部、「神水(かんずい)」という地にあります。地名と同じ名であり、類まれな超軟水 神水(ドイツ硬度0.2mg/L)は、この土地の気候や風土、営為、地質から生まれる奇跡の賜物です。 全ての工程をこの超軟水 神水から考えることに加え、2025年に原料酒米を蔵の傍で栽培される「夢山水」へと完全移行しました。…

代表銘柄

孝の司

蔵元・杜氏OWNER / TOJI

OWNER / 蔵元

柴田佑紀

1989年、岐阜県生まれ、愛知県岡崎市育ち。小・中・高は野球に打ち込む。大学在学中に約20ヵ国を一人旅。卒業後は県内の自動車関係会社へ入社し、管理会計を専任。最後の3年間は米国子会社へ駐在。帰国と同時に退職し、妻の実家の柴田酒造場に婿入り。「神水を、醸す」をテーマに超軟水神水(かんずい)や地元の酒米夢山水(ゆめさんすい)を活かし土着性を大切にした酒造りにシフト。現在、使用酒米は夢山水100%。 酒類総合研究所酒類醸造講習 清酒コース修了。2023年、九代目蔵元に就任。

TOJI / 杜氏

伊藤静香

1979年、愛知県生まれ。地元の高校、大学を卒業。学生時代は吹奏楽や柔道などを経験。2002年、柴田酒造場に入社。入社後4年程は造りを経験し、結婚・産休をはさみながら瓶詰め責任者として復職。2017年に醸造責任者に就任。現場でのコミュニケーションを重視し、丁寧な酒造りを行う。

蔵についてABOUT

1830年創業。蔵は愛知県岡崎市の山間部、「神水(かんずい)」という地にあります。地名と同じ名であり、類まれな超軟水 神水(ドイツ硬度0.2mg/L)は、この土地の気候や風土、営為、地質から生まれる奇跡の賜物です。 全ての工程をこの超軟水 神水から考えることに加え、2025年に原料酒米を蔵の傍で栽培される「夢山水」へと完全移行しました。「神水を、醸す」を酒造りのテーマに土着性を深堀しながら、軟水のようにしなやかで綺麗な味わいを目指しています。100年以上の歴史を持つ「孝の司」も、この哲学に基づき2024年にブランドを一新。伝統を重んじながらも、現代の感性に響く酒へと進化させました。 酒造りを軸に、発酵カフェ、自社田、一棟貸し宿等、この土地の価値を次世代へ繋ぐ挑戦を続けています。

地域・風土LOCALITY

蔵周辺は良質な石材が採れる山々に囲まれ、かつては岡崎城やその城下町を支える石が数多く切り出されてきました。伝統的な採石場が今なお点在するこの場所は、全国に名を馳せる「石都(せきと)岡崎」の礎を築いた歴史的な場所でもあります。 神水(かんずい)の超軟水を生み出すこの地は、古くから強固な花崗岩(御影石)の岩盤に覆われています。この硬い岩質が水の浸透を阻むことで、ミネラル分をほとんど取り込まない奇跡の超軟水が育まれます。自然の恵みと人の営みが重なる、奥深い風土がここにあります。

酒造りの方針PHILOSOPHY

~神水を、醸す~ 神水という土地を醸し、その価値を最大限に高めることを目指しております。 そのために、全ての工程を超軟水 神水(ドイツ硬度0.2mg/L)から逆算して考えること。地元農業と向き合い、蔵のすぐ傍で栽培されている夢山水のポテンシャルを最大限に引き出すこと。チームでの酒造りを通じて挑戦し続けること。これらを通じて、神水のように綺麗で雑味の無い酒を目指します。また、酒造りを軸に、発酵カフェ、2021年より開始した自社田、一棟貸し宿等を通じてこの場所の魅力を広く世界へ届けると共に、次世代に繋いでいきます。

目指す姿・ビジョンVISION

私たちのビジョンは、この地で脈々と紡がれてきた超軟水「神水」と地元米「夢山水」での酒造りを極め、唯一無二の価値を世界へ届けることです。 創業以来、守り抜いてきた神水地区の自然と文化。私たちは酒造りを核としながら、その枠を超え、この土地そのもののポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しています。 神水や地元米から設計した酒造り、2020年に始動した発酵カフェ「蔵cafe一合」、2021年から開始した自社での酒米栽培、そして2026年1月開業の宿「脈(みゃく)」は、その挑戦の象徴です。ここでしか味わえない空気感、自然、そして人の営みに触れていただくことで、一過性の消費では終わらない、生涯続くファンを創出します。 「酒造りを中心に地域価値を向上させ、世界中から人が集まる場所へ」。 私たちは、地域の農業や生態系と真摯に向き合い、伝統と革新を交差させながら、神水という土地が持つ物語や価値を次世代へと繋ぐ「脈」となってまいります。

酒造りを始めた理由STORY

九代目蔵元として、私がこの「神水(かんずい)」の地で酒を醸し続ける理由は、この場所にしかない「脈」を次世代へと繋ぎ、新たな価値を吹き込むことにあります。 私たちの酒造りの原点は、地名そのものである超軟水「神水」です。気候、風土、強固な岩盤に守られ、代々の山の手入れによって育まれたこの水は、先祖から受け継いだ唯一無二の資産です。かつては発酵の難しさから醸造助剤等に頼った時期もありましたが、今はその「柔らかさ」を技術で引き出すことこそが、私たちのアイデンティティだと確信しています。 地域や一次生産者との関わりにおいて、私たちは「地元の風景を醸す」ことを大切にしています。かつては多くの県外産の酒米も使用していましたが、現在は地元農家との連携を強め、愛知の酒米「夢山水」へとシフトしました。さらに自社でも夢山水の栽培に着手し、そのお米を低精白とすることで、神水のミネラル不足を補うという考えで酒を醸しています。酒造りも農業も全ての起点が神水ということです。神水という土地で、農業、酒造業と向き合い深めていくことが、酒蔵としての誠実な姿だと考えています。 今の時代、単に美味しい酒を造るだけでは足りません。人口減少が進む限界集落において、酒蔵は「地域のアンカー(繋ぎ留める存在)」であるべきです。2020年の「蔵cafe一合」、2026年の一棟貸し宿「脈」の展開は、酒造りを軸に人流を生み出し、神水という土地そのものを目的地にするための挑戦です。 私がこの地で酒を造る意義。それは、約200年の歴史を背負いながら、この土地の空気感や文化を一杯の酒に凝縮し、関わるすべての人々の人生を豊かにする「脈」を紡いでいくことに他なりません。神水の水と酒を飲み、この地を食し、この場所に泊まる。その一連の体験を通じて、神水の価値を世界へ、そして未来へと証明し続けてまいります。

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