BREWERY ・ 蔵元
柄酒造
広島県 東広島市
代表銘柄: 於多福
概要
柄(ツカ)酒造は広島県安芸津町に1848年に創業。 起源は江戸末期に槌屋忠左衛門が「柄本家酒造場」として創業したことに始まります。 当時、現在の蔵の前の場所に広島藩の米蔵が置かれており、そのの米を船で運ぶ海運業を営んでおりましたが、1848年に酒造業を開始。 創業銘柄「於多福」は当時使用していた船の名前「於多福丸」に由来しておりますが、…
代表銘柄
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
OWNER / 蔵元
柄 総一郎
昨年同様
TOJI / 杜氏
柄 総一郎
1983年生まれ。広島県東広島市安芸津町で育ち、芝浦工業大学にて建築を学ぶ。 同大学院卒業後、照明メーカーにて12年勤務後、2020年秋に蔵に戻る。 翌年の2021年に杜氏に就任し、2022BYで「9代目於多福」の新ブランドを立ち上げる。 2020年まではお酒業界とは全く違う業界でサラリーマンとして働いていましたが、 社会人になり徐々にお酒の魅力や文化の価値を再認識し、2018年の西日本豪雨での被災をきっかけにようやく蔵に戻る事が叶う。 自身が立ち上げた「9代目於多福」ブランドの成長とこれから先の20年、30年後のこの業界の未来のために自身ができる事を楽しみながら奮闘中。
蔵についてABOUT
柄(ツカ)酒造は広島県安芸津町に1848年に創業。 起源は江戸末期に槌屋忠左衛門が「柄本家酒造場」として創業したことに始まります。 当時、現在の蔵の前の場所に広島藩の米蔵が置かれており、そのの米を船で運ぶ海運業を営んでおりましたが、1848年に酒造業を開始。 創業銘柄「於多福」は当時使用していた船の名前「於多福丸」に由来しておりますが、 「お酒を通して多くの人に幸せが届きますように」との願いも込められた銘柄です。 安芸津は「吟醸酒発祥の地」と言われており、吟醸酒の父 三浦仙三郎氏の故郷でもあります。三浦仙三郎氏の志を受け継ぎ、伝統を守り、日々挑戦しつづける酒蔵でありたいと思っております。 2018年には西日本豪雨での被災を経験し、多くの設備、麹室が使用不能となり、一時は廃業も考えられましたが、地元の多くの方のご支援により再建へ歩みはじめ、2020年に9代目が家業を継ぐために帰郷し、2023年に「9代目於多福」シリーズを立ち上げました。
地域・風土LOCALITY
昨年同様
酒造りの方針PHILOSOPHY
2020年に東京でのサラリーマンを辞め蔵に帰りはじめてこの業界に携わりました。 そして2023年より新たに「9代目於多福」シリーズを立ち上げました。 その9代目於多福シリーズは「フレッシュでみずみずしく、うま味を感じる食事に寄り添う食中酒」を 基本コンセプトに醸しております。 ・通年商品であるレギュラー酒(グリーン瓶) 9号酵母×広島県産の酒米である八反錦 の組み合わせで様々なキャラクターのお酒を醸す ・季節商品(透明瓶&白フロスト瓶) 9号酵母×様々な酒米 の組み合わせでレギュラー酒にないキャラクターのお酒を醸す を基本的な考え方で醸しております。 日々挑戦し成長しつづける酒蔵、酒質でありつづけたいと思います。 来期以降はより柄酒造でしかできないお酒を表現するために 2026年の田植えよりメインの酒米である八反錦を地元安芸津で栽培します。 まずは、安芸津産八反錦を「9代目於多福」シリーズの麹米に変更し、 日本酒の骨格である麹を地元のお米で行うことで、柄酒造でしかできないお酒造りの 第一歩を歩み始めたいと思います。
目指す姿・ビジョンVISION
今期はまだ実現できていないが、来期以降の弊社の目指すべき方向性としては 災害から残していただいた蔵として、次は私たちが残したい景色を次の世代に繋げていく事。 ・安芸津の田んぼの景色 安芸津にも田んぼは多くありますが、稲作に従事している人は高齢となり、 この先5年度、10年後に今ある安芸津の田んぼの景色はなくなってしまう可能性が高いです。そこで、安芸津の田んぼを残すために、若手の人たちと安芸津の田んぼを残していこうという動きが2025年10月から少しづつ始まりました。 2026年の田植えより一部を酒米(八反、八反錦)の生産に少しづつ舵を切ります。 5年後、10年後には安芸津産の八反、八反錦で弊社のお酒の麹米を確保できるようになればいいなと思いながら、安芸津の田んぼの風景を残し、次の世代に繋げていければと思います。 ・安芸津の瀬戸内の日常の風景 常々思っていた事ですが、日本酒は蔵のある各土地の日常の風景の上にあるものだと思っています。 安芸津という田舎の日常の風景をショートムービーでアーカイブ的に残す事で、変わっていく町の景色を残す事ができるのではないかと思っています。 そして、そのショートムービーを公開する事で、安芸津に行った事がない人でも、弊社のお酒を通して安芸津の日常の景色を見ながら、安芸津という町の景色を皆さんと共有できるのではないかと思っています。 変わりゆく町、人を通して、弊社のお酒を味わっていただければ幸いです。
酒造りを始めた理由STORY
弊社は1848年に創業しましたが、創業前は現在の蔵の前に広島藩の米蔵があり、 船でお米を運ぶ事を生業としてきました。 その後、1848年にお米が潤沢にある事からお米の付加価値をつけるために清酒業をスタートさせました。 最盛期は1000石以上の生産量がありましたが、1,未納税がなくなる 2,杜氏の高齢化による引退 3,級別制度から特定名称種への変更 などのタイミングが重なり父が大量生産から地元の皆様のためのお酒を作る蔵へと大きく舵を切り、2000年代には60石程度と生産量を大きく減少しました。 そんな中でも、地域の方が飲むお酒を作り続けた父には尊敬しかありません。 そして2018年の西日本豪雨での被災を経験し、廃業寸前まで追い込まれた蔵を救ってくれたのは、多くの地元の方々でした。私としては、多くの地元の方々の協力により、残していただいた蔵という気持ちが強くあります。 安芸津は広島杜氏の里とも呼ばれ、古くは安芸津町に杜氏が200名近くいた町です。 昔は地元の多くの方が酒造りに関わってきていましたが、現在は酒造りに携わる方は少なくなりましたが、その中でも約20年前から地元の人との酒造りを行ってきました。普段は農家、市役所の方、郵便局の方など。毎年、地元の農家さんが育てた飯米で地元の方とお酒造りをする、これ以上ない取り組みでしたが、参加される方の高齢化により、今年よりこの取り組みはなくなってしまいました。 そんな中、私としては昨年より柄酒造でしかできないお酒を作るにはどうするべきか悩んでいた時期でもあり、2018年の被災で「地元の皆さんに残していただいた蔵」から「次は私たち(柄酒造)が残したい景色を次の世代に繋げていく事」という考えにいたり、2026年5月の田植えより、地元で酒米(八反錦)を栽培し、超高齢化が進んでいる安芸津の田んぼに関わる事で、田舎の田んぼの風景を少しでも残していける取り組みを行い、その上で安芸津産八反錦を「9代目於多福」シリーズの麹米に使用する事で弊社のお酒の骨格を安芸津のお米で表現できるのではないかと思っています。 この取り組みは2026年からスタートしたばかりなので、今のお酒では使用されておりませんが、安芸津でお酒作りをする事は地元の5年後、10年後の風景を作っていける、残していけるという想いでお酒造りを行っています。 その上で「9代目於多福」は広島のお酒ではなく、安芸津のお酒と多くの人に認識していただけるようなお酒になりたいと思います。
代表銘柄BRANDS
於多福
商品一覧SAKE
於多福
9代目於多福 特別純米
9代目於多福シリーズの中で、一番の辛口タイプです。フレッシュな果実をかじった様な香り、甘味を感じ、シャープにキレる辛口のお酒です。
火男
火男 面の密
その他
9 代目於多福 若手の夜明け限定酒(名称仮)
本イベントのみでの限定酒です。バニラを思わせる甘やなか香りと甘味を感じ、すっと柔らかくキレていく限定のお酒です。生産本数も110本しかないため、イベントでしか提供予定はないため、是非宜しくお願いいたします。
9代目於多福 Protos.
醸造に関わる数字を素数に縛って醸した、ライトな飲み口で後半に味わいが広がる低アルコールです。 アルコール度数:13度、酵母:協会7号、精米歩合:71%、もろみ日数:41日、仕込み:5段仕込み

