BREWERY ・ 蔵元
水谷酒造
愛知県 愛西市
代表銘柄: 千実
概要
水谷酒造は、2024年5月の火災により酒蔵を焼失しました。現在は2027年3月の自社醸造再開を目指し、共同醸造という形で「千瓢」「千実」などの酒造りを継続しています。私は水谷酒造の代表を務めると同時に、農業法人である有限会社アグリ・サポートの代表として、日々米づくりにも携わっています。再建にあたり大切にしたいのは、単に蔵を建て直すことではありません。…
代表銘柄
蔵元・杜氏OWNER / TOJI
OWNER / 蔵元
田村
蔵についてABOUT
水谷酒造は、2024年5月の火災により酒蔵を焼失しました。現在は2027年3月の自社醸造再開を目指し、共同醸造という形で「千瓢」「千実」などの酒造りを継続しています。私は水谷酒造の代表を務めると同時に、農業法人である有限会社アグリ・サポートの代表として、日々米づくりにも携わっています。再建にあたり大切にしたいのは、単に蔵を建て直すことではありません。自分たちで育てた米を、自分たちの酒として届けることです。栽培計画から田んぼの管理、乾燥調製、保管まで責任を持って関わった米を、後藤実和が酒として醸すことで、水谷酒造らしい酒造りをもう一度形にしていきたいと考えています。米づくりと酒造りの両方に携わる蔵として、この土地ならではの味わいを未来へつないでいきます。
酒造りの方針PHILOSOPHY
私たちが大切にしている酒造りの考え方は、「水谷から受け継ぎ、立松が育て、後藤が醸す」という言葉に表れています。水谷酒造では、米を単なる原料ではなく、酒の味わいを決める大切な出発点として考えてきました。中でも「あいちのかおり」は、1986年から水谷酒造の酒造りに使われてきた特別な米であり、水谷政夫の蔵人人生とともに歩んできた存在です。これからは、私が責任を持って育てた米を、後藤実和が丁寧に醸し、米本来の旨みや香りが自然に広がる酒を目指していきます。派手さやわかりやすさだけを追うのではなく、食事に寄り添い、飲み進めるほどに土地の空気や背景が感じられるような酒を届けていきたいと考えています。
目指す姿・ビジョンVISION
水谷酒造の再建では、火災前の姿に戻すだけではなく、これからの時代にも必要とされ続ける酒蔵を目指しています。私自身が米づくりの現場に立っているからこそ、原料米の背景や田んぼの状態、生産者の想いまでを酒に映し出せる蔵でありたいと考えています。自社醸造再開後は、地域で育てた米を中心に使用し、後藤実和がその米の個性を丁寧に引き出しながら酒として表現していきます。飲み手の方に、味わいだけでなく「どんな土地で、どんな人が育てた米なのか」まで感じてもらえる酒を届けることが理想です。水谷酒造を、地域農業と食文化をつなぐ存在として育て、地元の方々にも誇りに思っていただける酒蔵へと成長させていきたいと考えています。
酒造りを始めた理由STORY
水谷酒造がこの土地で酒造りを続ける意味は、蔵の歴史そのものが、愛西市の米づくりや地域の暮らしと深く結びついているからです。2024年5月の火災で酒蔵を失ったとき、正直に言えば、もう一度酒造りを形にする難しさも感じました。それでも再建を決意したのは、水谷酒造の酒を待ってくださる方々の存在があり、この土地で受け継がれてきた酒造りを途切れさせたくないという思いがあったからです。 私自身は、水谷酒造の代表であると同時に、農業法人・有限会社アグリ・サポートの代表として、日々米づくりにも携わっています。田んぼに立ち、土や水、気候と向き合う中で、酒は蔵の中だけで生まれるものではなく、田んぼから始まっているのだと強く感じています。栽培計画を立て、田植えを行い、稲の状態を見ながら管理し、収穫後の乾燥調製や保管まで責任を持つ。その積み重ねが、酒の味わいと品質につながっていきます。 中でも「あいちのかおり」は、水谷酒造にとって特別な存在です。愛知県で開発された主食用米であり、1986年から水谷酒造の酒造りに使われてきました。水谷政夫の蔵人人生とともに歩んできた米であり、現在も蔵の周辺地域で多く栽培されています。この米を使い続けることは、単に地元の米を使うという意味ではなく、水谷酒造の歴史や土地の記憶を未来へつないでいくことでもあると考えています。 これからは、私が育てた米を、後藤実和が酒として醸す体制を築き、米づくりと酒造りの距離をさらに近づけていきます。米価の高騰や農業の担い手不足が進む今だからこそ、地域で育てた米に酒という新たな価値を与え、次の世代へつないでいくことには大きな意味があります。この土地で育った米を、この土地の酒として届ける。その積み重ねこそが、水谷酒造がこれからもこの地で酒造りを続ける理由であり、果たしていきたい役割だと考えています。
代表銘柄BRANDS
千実
商品一覧SAKE
千実 不言 うすにごり火入
「飛鳥井」を醸す丹生醸造様との共同醸造酒。洋ナシ香る爽やかな酸味とうすにごりの柔らかな甘旨味が調和。軽やかな余韻で、食中前半の料理にそっと寄り添います。「さっぱり系」に合う酒質設計。

